【恋愛ドリル】*3

八月の胸騒ぎWhat's up本来なら
「恋」が「電車」で「花火」な「海」のステージ
三流家庭にありがちな一流への教育思想に
「宿題」「早め」に「仕上げ」て「お駄賃」程度
 
ある日親が買った理科のテキストすぐ投げ出して
世界を変える力、たくわえていた
 
 夏休みの自由課題は君を訪ねる恋愛ドリル
 逢いに行くよ君に逢いに行くよ
 鮮やかな瞬間、あぁこの夢叶うように
 
はつらつと出たはいいがアテもない旅は続く
「幾年」「過ぎて」も「探す」と「誓う」記憶
恋愛漫画にありがちなコテコテの男女図式に
「お家」が「隣」「クラス」も「同じ」とにかく「幼馴染み」
 
ある日親が買った理科のテキスト勉強のフリで
ただ眺めていたそのページ、君に一目惚れ
 
 夏休みの自由課題は君を訪ねる恋愛ドリル
 逢いに行くよ君に逢いに行くよ
 巡りゆく瞬間あぁこの答え教えてよ
 
──写真の君が見据えていたその先には何があるのだろう
 
 夏休みの自由課題は君を訪ねる恋愛ドリル
 逢いに行くよ君に逢いに行くよ
 淡い想いがただ過ぎてこの身体を焦がす前に
 夏休みの自由課題は君を訪ねる恋愛ドリル
 逢いに行くよ君に逢いに行くよ
 鮮やかな瞬間あぁこの夢叶うように